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■ ■ 終 了 ■ ■


by umiboze_blue
RADWIMPS LIVE 2008 オーダーメイドライブ
沖縄 ナムラホール 2008.7.31(THU)




ナムラホールが好きだ。
初めてスタンディングのLIVEを見たハコなので、思い入れもある。

音市場みたいに キレイで広くて、空調のよっく効いたホールもいいけど
なんとなく あのナムラの雑然とした感じも捨てがたい。
先日の BUMP 沖縄LIVE後
前回のBUMPツアーダイアリーを見ていると
ナムラの巨大ミラーボールに驚いた、という内容があり
そういえば藤原が 「宇宙船みたいだ」とか言ってたなあ、と思い出した。
どんだけ大きかったっけ…と思い浮かべながら出向き
久々に見上げたソレは
記憶の中の3倍くらいデカく まさに”巨大”だった。


RADWIMPS LIVE 2008 オーダーメイドライブ 沖縄。
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一人なのでやる事もなく
巨大ミラーボールやら
天井ミラーに映る場内をぼーっと眺めながら開演を待つ。

HYがBGMに入ってるのは 沖縄のファンへのサービスかしら?
とか考えていると
ステージ脇から 数名の おー!! というような かけ声が聞こえた。

ソレがメンバーの声がどうか分からないけど
フロアの客はそう解釈したのか
応えるように わあー!と 歓声と拍手が起こり
メンバーが登場もしない内に、ドドッとステージへ人の波が押し寄せる。
うわぁ、なんだこれ。こんなの初めてだなー。
やっぱり ラッドの沖縄ライブ みんな待ち焦がれていたんだよなぁ と実感。


数分後 ようやくメンバー登場
歓声と拍手、たくさんの手が挙がり彼らを迎える。
記念すべき 沖縄 一発目は 「ます。」
おおっ、それで来たかー!
オーダーメイドあたりで まったり始まるかと思っていたので
いきなりキラーチューン(笑)で嬉しいおどろき。
ギミギミック、05410 とたたみかけられて
アガらない訳がない。


汗だくになった野田が口を開く。

「さっき 始まる前から ちょっと泣きそうになってたんだけど…
俺 すっごい、しあわせです。
今日は声でなくなるまでやるからね!」


客:わぁ〜〜〜!!

 「…ってクワが言ってた。」

この飄々とした 人を食ったような感じ。
あぁ ナマの野田洋次郎が 目の前にいるんだなあ。


セプテンバー
唄い終えて アコギに持ち替えた野田が
止まらずギターリフを弾き続ける桑原に おもむろに近づき
桑原ギターの 前面ヴォリューム回して 音をフェードアウト。
  ↓
ゆっくり音量をあげていき me me she に フェードイン。

なんだそれ(笑)
はじめて見たわ こんな事するバンド。


MCで 「沖縄,どう?」 と野田にふられ
 「修学旅行前に高校を中退して 来られなかったので
 やっと来ることが出来て嬉しい」

と いう感じのコメントをする桑原。


「こんなクワなんですが…」 と 意外な事を話しだす野田。

「実は1月頃にね ちょっと…仲悪くなった…っていうか
ギクシャクした頃があって
いろいろあって もう辞めっか?!って話も出たんだよね。


原因は…なんだろ?
ほんとにちょっとした事なんだけど。
例えば カオに小さいニキビが出来て、一度気になると
もうそれが一日中気になっちゃうみたいな。
俺も今、鼻の下にニキビ出来てんだけど
あ、それはぜんぜん気にしてないよ、俺そんなちっちぇー人間じゃないから(笑)


なんか 俺も、クワも コドモみたいになっちゃったんだよね
でも、その時に サトシがママになってくれたり
武田がパパになってくれたりして
そんなパパとママや 周りのスタッフにいっぱい助けてもらって…
こういうバンドの中にいられるっていうのは
ほんとにスゴイことだなあと思った。


その頃、今年のライブの予定いろいろあったんだけど
「もーやってられっか!」ってなって、全部バラしちゃったんだよね。
でも もっかい、バンドやろう、ライブやろう!ってなった時に
決起集会?的なライブを、どこでやるかって考えて
決まったのが この沖縄のライブです。」



ええ 解散の危機があったってこと?! 言っていいのか?
もうどこかでも話してることなのか?
沖縄だけ、ポツンと決まったのは妙だなとは思ったけど
そんな意味を持つライブだとは知らなかった。


それまで淡々と話していた野田は 声を張り上げて叫ぶ。

  「…だから俺、今日すごい嬉しいよー!!
  すっごい楽しい、本当にありがとうー!!!」


オーダーメイドから
楽しみにしてたEDP、セツナレンサ。
「全力でやる」という言葉通り
激しいヘッドバンキングや
ステージを左右に動いて煽り
野田は 全身 全力でぶつけてくる。

  「みんな、まだまだ行けるー?
   沖縄来んの、これが最後だからねー!!」


ええーーー?! という フリで

「"なんちって!!"」

やられた(笑)この曲いつも こんな前フリなのかな
ラスト 怒濤の英語詞から

『いや別にね、嫌いなわけじゃないんだ 君のこと…』
ここでクワがセリフ担当
そのまま 野田に促されてMC。


沖縄は狭いから 道を歩いてたら
渋谷に比べてすぐバレるし 囲まれる、と野田に聞いてた。
一人で歩いていると さっそく 観光客が近づいてきて
『写真おねがいしてもいいですか?』
と言われ、”おっ、俺もついにキタ!!” と思い
『いいですよ』 と 笑顔でピース。

相手は 3秒ほど考えて
『…あ、カメラのシャッター押してもらっていいですか?』

自分を撮りたいのかと思ったら
カメラのシャッター押してほしいって話だった、という落ち(笑

野田「あ〜。日本語は難しいよね〜、うん。…どーぞ、続けて?」
と 泳がせといて

桑原「えぇと、ハイチュウのパイン味が…」
野田「とか言われちゃったりなんかしてーー♪!!」

すかさずカブせるあたり(笑

最後の 「なーんちってね♪」 を客にふり
野田「よく出来ましたー」


この時点で 個人的にはかなり満足度が高くて
これで終わってもイイ! とさえ思えた。

いいんですか ~など ほのぼの系が続き
とうとう ラスト2曲、の宣告。

 「ちょっと古い曲やります。俺らのデビューシングルです」

デビュー…なんだっけ?? と思ってたら
25コ目の染色体。
これも聴けるとは…もーお腹いっぱいだ

最後は もうアレしかないよね
有心論。

ラッドを初めて聴いたのはコレだった。
メロディも ことばも 新鮮で
こんなの聴いたことない! と ラジオの音量を上げた。
それから アルバムを聴いたり
経歴やら 歳やら 知るたびに 驚かされっぱなしだ。
バンドが終わったりしなくて ほんと良かったよ
苦悩がまた増えるとこだった。


アンコール
「もしも」 のサビをくりかえし フロア大合唱。
某フェスのレポで見たな コレかぁ。
と 思いつつ まわりの皆さんにオマカセ


再登場したメンバー
アコギverで バイマイサイが始まる。

 「…さっき サトシに ”唄 すげぇね、うまいね” ってほめられちゃった(笑」

とも言ってたように
いつもより調子がよかったのかもしれないけど

激しい曲でも この曲でも 変わらない
ナマで聴く 野田の声の良さに ちょっと驚いた。
ちょっと走っちゃったり ウワずったりとかも
LIVEの臨場感だったりもするけど
そういうのが ほとんど無くて
ボーカリストとしての 野田の力量ってやつを
改めて思い知らされた。



 「もう1曲やっていいー?」

ラバボーを唄い終え 立ち上がり ギターを持ち変える。
始まったのは ヒキコモリロリン!

EDP、なんちって、と コレが聴けたらいいなぁ
と思ってた自分にとっては フルコンボ!!


 「与作は木〜を切る〜 へいへいほー へいへいほー♪
  続きは知らないよ〜 へいへいほー へいへいほー♪」


と フザけつつ

”Everybody's crying saying…”
1フレーズ手前で 桑原が わんわんわん! をフライング(笑
あとで智史のほう向いて笑ってました


7時過ぎのスタートで
「配分時間が少ないな 物足りなくならないかな?」 と思ってた
この2時間たらずの時間。

 「時間の長さって ほんとに違うんだって。
  楽しい時は 早く感じるし つまんない時は 長く感じるし… 
  今日は早いなあ。」


LIVE中 野田もそんな風に言っていたけど

終わってみれば
ステージ上で つないだ手を挙げて
満面の笑顔で おじぎするメンバーに負けないくらい
何度も ありがとう!! と言いたくなる
ほんとに 満たされた 濃い時間だった

アジカン,BUMP のLIVEで もらった力を
ここに来て やっと 爆発させられた
まさに三段活用。(違う


問題は
このあと LIVE予定が何もないので
8月 はじまったばかりなのに
若干 夏が終わったキモチになりかけていること だったり。


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帰りに「ボクチン」もらえた。
うれしい。


(2008年8月2日 ブログ記事 UP)
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お知らせ

2008年8月20日発売の ROCKIN'ON JAPAN 9月号掲載の記事
「再びRADWIMPSが始まった日」(長嶺陽子氏:著)の文中において
当ブログ記事に酷似した表現が、随所で見受けられる事を確認いたしました。

本日 ROCKIN'ON JAPAN編集部 及び 著者である長嶺陽子氏へあて、
メールにて その旨の指摘と 見解を求める文書を送らせて頂きました 。

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追記

本ブログ記事の RADWIMPS オーダーメイドライブ LIVEレポと
ROCKIN'ON JAPAN 2008年9月号に掲載の レポート記事の文章が
酷似しているでのはないか との件について
2008年9月に ROCKIN'ON JAPAN編集部と
著者である長嶺陽子氏あてにメールを送りました。

その結果、誠に残念ながら
ROCKIN'ON JAPAN編集部からは まったくのノーリアクション。
未だ何の回答も頂けていません。

また 長嶺陽子氏より頂いた返信メールでは、
「原稿を書く前に、これまでのインタビュー原稿やライブ評など、さまざまな資料を読みました。
また、インターネットで検索したいくつかの記事も読みました。
その際に、●●(当ブログ)さんのブログも拝読させていただきました。」
としながらも、

「私は私なりに、私自身の中から言葉を探して、今回のRADWIMPSのライブ原稿をまとめました。(中略)
全体を読んで頂ければ、記事が引用・盗用ではないことをご理解していただけるのではないかと思っています」

と記されており 引用、盗作ではないと主張されておりました。


もちろん自分は 全体を読んだうえで 何日も逡巡してメールを出したのです。
最初に本屋で手にして その場で読んだ時から 何度も 何日も読み返しました。
自分の思い込みすぎなのだろうか という迷いも当然ありましたが
読めば読むほど 自分の中の黒いモヤモヤは膨らむばかりでした。

メールを送ったのは 本当に一代決心でしたが
予想していた”悪いほう” の結末になり
残念で 虚しい気持ちだけがのこりました。

今でも納得できない気持ちがあります。
当ブログは閉鎖しますが
この記事を見にきてくれた方に、問題の記事を読んで頂けるよう
検証材料として ロッキンオン ジャパン 掲載の記事を以下に引用いたしました。
長文ですが、お時間のある方は 目を通されて
当ブログ記事と比較されてみて下さい。
(検証目的での引用は、各氏の著作権を侵害する目的ではなく、
報道・批評・研究目的の引用については著作権法第32条において保護されております。)


  〜以下 引用〜
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2008年7月31日。各地で大型フェスも週末ごとに開催されている時期、
昨年夏の横浜アリーナ以来11ヶ月ぶりに、唐突とも言えるスケジュールでRADWIMPSの沖縄でのワンマン「オーダーメイドライブ@沖縄」が行われた。
場所は、那覇市の繁華街・松山にあるナムラホール。キャパ1500人ほどの、沖縄では老舗のライヴハウスだ。
鏡張りの入り口が、その昔、大型のディスコだったことを彷彿させる会場は、ステージに面して横長の作り。
天井は低く、客席にあるちょっと異様なくらい巨大なミラーボールが目を引く。
正面の一番後ろに立っていても、かなりステージは近い。

HYの曲などがSEでかかる中、待ちかねたような賑やかな声がオールスタンディングの客席あちこちで上がっている。
と、その時、ステージ横から、メンバーの気合いを入れる声らしきものが聞こえ、それに応えるように客席から大きな歓声が上がり、うわっと人の波がステージ前方に押し寄せた、まだメンバーが登場もしていないというのに、この熱気。
RADWIMPSのライヴはほんとうに待ち焦がれられている、と実感する場面だった。

19時10分、いよいよ、メンバーが登場。大きな歓声と振り上げられたたくさんの手が彼らを迎える。
はじけるようなドラムのイントロからギターのリフが鳴り響いた瞬間、会場内の熱が一気に集約され、上がった、一曲目、いきなり、”ます。”からスタート。
走り出した瞬間から軽やかに全力疾走してみせるようなバンドの安定感に、意識をがしっと掴まれる。野田洋次郎の声が力強く、とてもよく伸びている。
”ギミギミック””05410”と立て続けに繰り出される曲に、声を合わせて歌う観客のテンションもうなぎ上り状態になっている。

「さっき、始まる前からちょっと泣きそうになってたんだけど…俺、今すっげー幸せです!ありがとう!RADWINPSと言います。今日は声出なくなるまでやりますから!」

しょっぱなのMCとは思えないような感極まった野田の言葉に、観客が「おおおっ」とどよめく。するとすかさず

「ってクワ(桑原:G)が言ってた。」

と落とすあたり、飄々としていて野田らしい。
けれど、久しぶりのワンマンならではの、緊張感と気合いは歌声と演奏のはしばしに表れていた。

《満点の空に君の声が…》と、野田の美しく、温かみのある声が響いて”トレモロ”。
会場の熱気をさらに押し上げる”グーの音”、そして”遠恋”。
この曲のアウトロでは、桑原のギターと武田(B)のベースのドライヴ感のあるかけあいから、野田がドラムに回り込み、山口(Dr)とともにツインドラムを叩き出す、というシーンが繰り出された。

そしてそのまま、滑り込むように、スリリングなテンションを保ったまま、”セツナレンサ”へ。
ストイシズムを感じる強靭なビートから、ふわりと舞い上がるようなメロディへ、そして、解き放つ歌声へ。
RADWINPSの持つ重層的な魅力がきっちりと保たれている。
ステージまでほんの十数メートルという距離にいながら、とてつもなく広々とした場所で、はるか彼方から力強く響いてくる音を聴いているような感覚におそわれて、ふっと鳥肌が立つ。RADWIMPSのスケールは、飛び散る汗が降り掛かってくる距離のライヴハウスで聴いても「でかい」のだ。

生っぽいミドルテンポとコールアンドレスポンスで、ぐっと広がった印象が身近な体温に戻ってきたような感触の”セプテンバーさん”。
そして、アウトロ、桑原のギターリフのアルペジオが繰り返し響く中、野田がおもむろに桑原のギターのボリュームをフェードアウト、そして、最後、リズムを保ちながら、きらきらと木漏れ日のような美しいリフのアルペジオが同じギターからフェードインして、”memeshe”
ー恒例のシーンではあるが、その入り方の絶妙さにあらためて感動すら覚える。
野田の声と観客の声が重なり、”memeshe”の切ない言葉たちが、ひとつに、深く、共有される。

そのままの空気感で、今回のライヴのタイトルにもなっている”オーダーメイド”へ。
ライヴでは先日のSETSTOCK以来、2度目の披露となる楽曲だが、出だしから、観客の声が歌ときれいに重なる。
《忘れたい でも忘れない こんな想いをなんと呼ぶのかい》
「生きること」への問いかけと答え、そしてそれを俯瞰する視点ー哲学的とも言える問答に、有機的なメロディ、声、演奏が血と肉を与えている。
内へ内へとまっすぐに向かう問いが、その深さゆえに外側に突き抜ける瞬間、思考が、ふいに身体的に共有できる快感。
そんなRADWIMPSの楽曲の特徴が、ライヴだからこその立体感でしっかりと立ち上がっ
ていた。

MCでは「初めての沖縄」話でギターの桑原が
「俺、高校中退だから、修学旅行で来るはずだった沖縄に来れなかった。来られてうれしい」と語り、
野田はステージ上から客席の光景を見て「すげーきれいだよ」とうれしそうに声をあげ、この日のライヴは演奏だけでなく、MCや観客の反応まで含めて、会場が何かひとつの充実した幸福感に満ちていた。

そんな中、野田はとつとつと、こう語り始めた。
「実は去年の中盤ぐらいから桑原と俺がギクシャクし始めて、もう辞めっか?みたいなことになったんだよね。今思えば原因はちっちゃいことで、でも、人間は気になるとそれしか視野に入らなくなるから。顔のニキビが治らないとそれがずっと気になる、みたいな」
さらりと、笑いを交えながらも「バンドの危機」が説明されたのだ。
「なんか俺もクワもガキになってた。でも、その時にサトシがママになってくれたり、武田がパパになってくれたり、スタッフにも助けられて…あらためて、すっげーいいバンドに自分がいるんだなと思った」

「その頃、いろいろ決まってた夏のライヴの予定を全部一度バラしたんだよね。でも、もう一回、バンドやろう、ってなったときに、どこでやるかって考えて、決起集会的なライヴをやろうということで決まったのがこの沖縄です」
沖縄という地方で、彼らの人気の現状からすれば決して大きくはないハコでの、唐突なライヴの背後には、どうやらこうした事情があったようだ。
「解散の危機」という重たい事情があまりにも淡々と語られたことに、観客の間に少し戸惑うような空気が流れた。

「…だから、すっげー感謝してる。今日はすごいうれしい!本当にありがとう!」
大きく声を張り上げて、こう叫んだ野田に、そして、メンバーに、大きな歓声が降り注ぐ。

世界観の緻密さ、独自さ、複雑さ、演奏力の高さ、メンバーの若さ、真面目さ、…
そのレベルの高さゆえに、決して一筋縄ではいかないのだろう。
しかしこの日バンドが響かせていた音そのものが、RADWIMPSというバンドが現在確かに手にしているタフネスを何より証明していた。
疾走感溢れる”イーディーピー”、ハンドマイクで野田が客席をあおる”俺色スカイ”、「これで沖縄来るの最後だから!!…なんちって!!」というフリで”なんちって”。野田の声の強度がびしびしと伝わってくる。ファルセットの部分でも強さがブレない、”指切りげんまん””いいんですか?”と、観客とバンドのシンクロ率が、どこまでも、異常なほどに上がっていく。

「時間の長さって一定じゃないよね、楽しい時は速く感じるし、つまんない時は長いし…今日は速いなあ!」

と野田が言い、メジャーデビュー曲の”25コ目の染色体”、そして、本編は名曲”有心論”で締めくくられた。
渦のように巻き起こるアンコールの拍手に指笛の音が混じるのが沖縄らしい。
そして、この地でのライヴが初めてとは思えないような”もしも”の大合唱が起きた。アンコールはアコースティックて”バイマイサイ”、”ラバボー”、野田の声がつややかに響く。

「さっき、サトシに『今日、歌ヤバイね、上手い』って誉められちゃったよ(笑)」

と本人が言うぐらい、実際調子がよかったのだろうが、この日のライヴでは野田の声の安定感ときっちり聴き手に届いてくる強度に、何度も何度も驚かされた。

アンコールの最後は”ヒキコモリロリン”で大団円の盛り上がり。飛び跳ねる客席の熱気に、古いビルのフロアがたわみそうなほど大きく揺れた。
そして、サポートギターの「シュウちゃん」も含めたバンドメンバー5人でつないだ手を、大きく振り上げ、心から嬉しくて仕方がないという上気した笑顔でお辞儀を繰り返し、彼らは沖縄のステージを後にした。
RADWIMPSは、南の地から、これまで以上のバンドの充実をはっきりと示すリスタートを果たした。
この「決起集会」は、観客にとって、そして、おそらくバンドにとっても、いつまでもずっと「特別で大切な日」として記憶に残るような、濃密なエネルギーとマジックを生み落としたライヴとなった。彼らのさらなる快進撃は、きっと、すでに始まっている。


(引用元:ROCKIN'ON JAPAN 2008年9月号より/長嶺陽子氏:著)
# by umiboze_blue | 2008-08-02 10:45 | おんがくにっき